手当て

 病気やケガなどを処置することを「手当てする」と言いますが、幼い頃、お腹が痛くなった時、母がずっとさすってくれました。摩擦で温まるからか、手の温もりに安心するからか、しだいに痛みが和らいで、いつの間にか寝てしまっていました。長いことさすってもらって、母はしんどくないかな、疲れないかな?と思っていたのですが、いつも何も言わずに手を動かしてくれてました。

 さっき、頭が痛いって言う家族の肩や背中をさすってあげてた時、ふと、この母のことを思い出しました。きっと、「よくなれ、よくなれ!大丈夫、大丈夫!」ってさすってくれてたんだろうな。

 いま、コロナ禍で、入院してる母には会えませんが、病院のベッドの中から「大丈夫、大丈夫!」と、エールを送ってくれていると、想像しています😊

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