入院中の母に面会してきました。
2019年の9月に入院、コロナ禍で2020年3月を最後に面会禁止。そしてこのたび、約1年半ぶりに会うことができたのです。
本人も言ってましたが、相変わらず夢と現実を行ったり来たりで、どこまでが夢で現実かわからないとのこと。それでも母らしく、私たち夫婦や孫たちのことを気にかけてくれました。
こちらの病院へ移った時は点滴でしか栄養がとれなかったのが、胃ろうを経て、今では幸せそうにお菓子を頬張るまでに。その姿を見て、この奇跡的な生存力に感謝するばかりです。
そしてもう一つ驚いたことに、マヒで動かなかった左手を使って携帯電話を持っているではありませんか!!
「うまく押せなくてよく電話かけ間違えるんよ(ワンタッチダイヤルです)」
いやいや、左手動かなかったよね??すごいね、動くようになったんだ!
「左手動くいーね、体は動かんけどね」
ちょっと誇らしげに、そして照れながらそう言った母は、やはり奇跡の人だなあと思います。